つくだ煮・煮豆
 
新橋玉木屋
創業天明2年。
手作りの味を大切に。
 

●営業時間/年中無休(正月3日間を除き) 月〜金10:00〜19:00
 土・日10:00〜18:30 
●予算/ご進物1千円〜1万円
  魚の佃煮は一尾から販売
●最寄り駅/JR・地下鉄営団銀座線新橋駅徒歩1〜2分 都営地下鉄浅草線新橋駅または大江戸線汐留駅徒歩3〜5分
ホームページ:http//www.tamakiya.co.jp

 

 銀座通りと昭和通りの交差点角に立つつくだ煮・煮豆の老舗、新橋玉木屋。創業は今から221年前にさかのぼる。
  初代七兵衛が越後の国玉木村から江戸に出て、黒豆を甘く煮た「ざぜん豆」を売り出し、好評を博した。その後、佃島の漁師の保存食に着想を得て独特の味わい深いつくだ煮を作り上げ、つくだ煮と煮豆の玉木屋と言えば、江戸の名品店としてその名をとどろかせる。
  現在、店舗は東京駅や主要空港、大手デパートなど30店を超える。新橋本店の店長を任されているのは、9代目にあたる代表取締役社長田巻章子さんの二女、田巻恭子さん(25歳)である。
  バリバリと働く母を見て育った恭子さんは、高校生の頃からアルバイトで店の販売を手伝い、短大を卒業後はごく自然に家業のM新橋 玉木屋に入社、外商部を経験。玉木屋だからと店に買い物に来て下さるお客様とは違う客層に初めて出会った。また、街を歩きながらいろいろな店を客の目で見る時間を持ち、それらが店長を務める上で大きな収穫になったと振り返る。「商品をお届けしたり、飛び込みの営業もよくしました。ある一定以上の年齢の方は『玉木屋』というと分かって下さる場合が多いのですが、のれんのありがたみを実感しました」 仕事を通して、母の偉大さも知った。老舗の名前にあぐらをかくことなく、「美味しいものをお届けする」をモットーに現代感覚を取り入れた新商品作りにも熱心で、4年前に「佃煮ふりかけ」を発売。これにより顧客の平均年齢がぐっと下がり、若い女性も玉木屋に気軽に入ってくるようになったのを見て、恭子さんも驚いたという。瓶詰めの「いちじく甘露」も好評で、新聞のグルメ欄などでも紹介される。様々な佃煮を食べやすくパックした「汐留川散歩」は店の前に広がる汐留地区の再開発の記念商品として企画された。
「母の感覚は私よりずっと若いんです」と舌を巻く恭子さんだが、母に負けじと最近は月2回若手の社員を集めて、会社の活性化ミーティングを主催している。将来、世代交代をしたら、姉で社長室長の麻衣子さんと姉妹二人で店をさらに盛り立てていきたいと目を輝かせた。

 

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