老舗の味とオリジナルの新味
 

高輪・そば処 新月

 

   
 高輪警察署、高輪消防署の程近くにある蕎麦屋「新月」は、明治40年代創業の老舗である。3代目である現在の店主佐藤恵美子さんは、今は会長を務める先代前田實郎氏の二女で自らそばを打つ。
 店は平成元年に、真向いから今の場所に移ったが、味は昔ながらの味を引き継ぎ、近くのビジネスマンをはじめ、多くの常連客で賑わっている。
 昼食は毎日ここのもりそばを食べるという人も少なくなく、人気の大もり以外に人気が高いのが新月オリジナルのレモンうどん(700円)。うどんの上に揚げ玉、かつお節、貝割れ菜、そしてレモンスライスをのせ、もり汁をかけ、たっぷりとレモンを絞ったもの。さっぱりした味わいで、一年を通しての人気メニューである。夏場はうどんを半分の太さにするという。
 夏だけの(〜9月)メニューだが、冷やし中華も人気が高く、もり汁に胡麻味噌を加えたタレが好評。また関西風のつゆのかき玉「ふわふわ」も、あっさりした味わいで喜ばれている。冬にかけては、けんちんやすきやきうどんなどが、おすすめメニューだ。
 都内には80年以上続いている蕎麦屋は数軒しかなく、「新月」も数少ない老舗として、そばや組合から表彰されたという。また力うどんの始まりもこの「新月」(元は力もちうどんと言っていた)と言われているそうだ。店内には店名にちなんで、その昔の高輪の月景色を描いた浮世絵や水墨画が数点飾られ、オリジナルもあり趣を添えている。
 忙しくて店まで来られない近くのビジネスマンは出前を利用している。1階と地下を合わせて34席。現在20時までの営業時間をもう少し遅らせることも、検討中だそうだ。
 
 
 
 

新月
港区高輪2-6-21
TEL 03-3441-1616
営業時間 11時〜14時30分、17時〜20時
定休日 第2土曜・日・祭日

 

 

 

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